
このような疑問に答えます。
- レーザー脱毛で毛が抜ける仕組み
- レーザー脱毛で効果が出る回数
- レーザー脱毛の痛みについて
この記事を書いている僕は脱毛歴が12年ほどで、エステ脱毛に30万円、レーザー脱毛には70万円くらい使っています。
レーザー脱毛で毛が抜ける仕組み
レーザーで毛乳頭を破壊する
毛穴には毛乳頭と呼ばれる毛を作る工場があります。

そして、一つの毛穴には一つの毛乳頭しかありません。
なので、この毛乳頭を破壊すればその毛穴からは二度と毛が生えてくることはありません。
これが簡単な永久脱毛の仕組みです。
ということは、毛乳頭を破壊することができないピンセット、脱毛テープ、ブラジリアンワックス、除毛クリームなどの方法では毛乳頭が毛根に残っているのでまた毛が生えてきてしまうわけです。

レーザー脱毛の仕組みはレーザーを毛乳頭に照射して破壊します。

そうすると、レーザーは毛の黒いメラニン色素に反応して吸収されます。
レーザーを吸収した毛は発熱してものすごい高温になります。

200度くらいになるのでかなり熱いです。この熱が脱毛の痛みになります。
そして、この高温によって毛乳頭を破壊します。
毛乳頭が破壊されると、毛根は下の図のように3つの状態になります。

- ポップアップ
⇒ レーザーのエネルギーで毛が毛穴の外に勢いよく飛びたした状態 - ヒゲカス
⇒ レーザーの熱でヒゲが焼かれて燃えカスが毛穴に残った状態 - 宙ぶら
⇒ 毛乳頭が破壊されて支えを失った状態
ヒゲカスと宙ぶらの状態を【どろぼうひげ】と呼びます。下の画像の状態です。

Yahoo知恵袋
どろぼうひげは普通のヒゲと違って生えてくるのが遅いのと、根が固定されていないので剃れないです。
ですが、2週間〜1ヶ月でポロと抜けますので安心してください。
そして、一旦ヒゲが全部抜けてツルツルの状態になります。
これが、レーザー脱毛で毛が抜ける仕組みです。
光脱毛の仕組み
光脱毛も仕組み自体はレーザー脱毛と同じですが、出力が弱い光を使うので、毛乳頭を破壊することはできません。

ダメージを与えるので毛乳頭が弱まり、しばらく毛は生えてきません。
しかし、毛乳頭が元気になると脱毛前のように元に戻ってしまいます。
レーザー脱毛は施術するごとに毛は確実に減っていきますが、光脱毛では一時的に薄くなっているように見えて実は何も変わっていないのが現状です。
針脱毛の仕組み
針脱毛は針を毛穴に直接差し込んで電気を流して毛乳頭を破壊する方法です。

この方法でも毛乳頭を破壊できるので永久脱毛になります。
針脱毛のメリットは確実に毛乳頭を破壊できることと、日焼けしていても大丈夫なことです。
しかし、一本ずつ処理していくので広範囲の施術ができないのがデメリットです。
レーザー脱毛や光脱毛と違って一本いくらという料金体系のクリニックもあります。
レーザー脱毛には波長が違う3つの種類がある

- アレキサンドライトレーザー
⇒ 波長が短い、レーザーの吸収率が高い - ダイオードレーザー
⇒ 波長が短い、レーザーの吸収率が高い - ヤグレーザー
⇒ 波長が長い、レーザーの吸収率が低い
波長が長いと毛根の深い毛までレーザーが届きます。レーザーの吸収率が高いと毛乳頭がより高温になって破壊しやすくなります。
アレキサンドライトレーザー
3つのレーザーの中では一番波長が短いです。
波長が短いので、深い毛には届かないことがありますが、レーザーの吸収率が一番高いので毛乳頭を破壊しやすいです。
アレキサンドライトレーザーの届く範囲にだいたいの毛が存在するので、まずはアレキサンドライトレーザーで大まかに処理するのが一般的です。
草刈りをするときに芝刈り機やチェーンソーで刈ってから、残ったところを手で処理するイメージです。
ダイオードレーザー
アレキサンドライトレーザーよりも波長が少し長くて、吸収率は少し低いです。
なので、少し深いところにある毛を処理するのに適しています。
また、ダイオードレーザーには【熱破壊式】と【蓄熱式】の2つのタイプがあります。
熱破壊式は今まで説明した毛乳頭を一気に高温にして破壊する方法です。
蓄熱式は最近注目されている方法で、バルジ領域という毛乳頭に指示を出す箇所を60度くらいの温度でゆっくり温めます。

それによってバルジ領域という司令室を破壊し、毛乳頭に毛を作る指示を出せなくします。
ヤグレーザー
ヤグレーザーは波長が一番長いですが、レーザーの吸収率が低いです。
なので、深いところにある細い毛を処理するのに適しています。
ヒゲ脱毛の場合、最初に5回くらいアレキサンドライトレーザーで太い毛を処理していって、残った深いところにある細い毛をヤグレーザーで処理するのが一般的です。
アレキサンドライト・ダイオード・ヤグレーザーの違いについてはコチラの記事で詳しく説明しています⬇︎
レーザー脱毛で効果が出るまでの回数

レーザー脱毛は1回だけでは終わりません。
毛周期という毛が生えたり抜けたりするサイクルがあります。
退行期の毛は毛乳頭が毛から離れているのでレーザーが効きません。
レーザーが効かない毛穴には毛乳頭があるので、また毛が生えてきます。
なので、定期的にレーザーを照射する必要があります。毛周期は3ヶ月のサイクルと言われています。
レーザー脱毛の場合、ヒゲは10回目くらいで効果が出る人が多いです。
僕もヒゲは10回目くらいで薄くなったと実感しました。他のすね毛や太ももの毛、腕毛などの部位は5回くらいやれば十分薄くなります。
ヒゲは体毛の中でも一番太くて硬く、男性ホルモンの影響を受けるので回数が必要です。
ヒゲ脱毛の場合、完全に薄くなるには20回の施術が必要だと言われています。
僕は中学1年からヒゲが生えるくらい濃かったですが、現在25回くらい脱毛してツルツルになりました。なので、20回という数字は合ってると思います。
毛周期についてはコチラの記事で詳しく説明しています⬇︎
レーザー脱毛の痛みについて

レーザー脱毛はゴムで弾くような痛みと言われますが、個人的には針を刺す痛みというほうが近いです。
肌の中でジューっと焼かれるので皮膚を焼く匂いがします。
毛が太ければレーザーを多く吸収するので発熱量が多く痛いわけです。
脱毛回数が増えていくと痛みも少しづつですが小さくなっていきます。
僕は麻酔を使わずに我慢してきましたが、今では考え事ができるくらいになりました。
今ではどこのクリニックでも麻酔が使えるので心配はいりません。
脱毛の痛みについてはコチラの記事で詳しく説明しています⬇︎
次におすすめの記事⬇︎